3000M級の険しい山々が連なる北アルプス。
その北アルプスの雪解け水が伏流水となって、
安曇野のわさび栽培やニジマス養殖などに使用され、地元で愛されています。
もちろん、お水と言えば日本酒もその恩恵を受けています。
今日は、そんな北アルプスの恵めを受ける1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「幻の瀧 純米大吟醸」について
「幻の瀧 純米大吟醸」については富山県皇国晴酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「幻の瀧 純米大吟醸」
- 種類:純米大吟醸(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):50%
- アルコール度数:14度
ラベルよりデータを参照
スペック上は普通の純米大吟醸とい感じでしょうか。
ちょっとアルコール度数が低めなので、爽やかに飲めるのかもしれません。
北アルプスの湧き水「清水(しょうず)」の一つが、皇国晴酒造様の敷地内にあるので、
その名水で仕込んだお酒、楽しみです!
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、炊いたお米のようなしっかりしたお米の香り!
記載はなかったですが、吟醸酵母を使用しているのか
ほのかに甘いフルーツの香りも感じます。
そのままお酒を口に運んでみると、何もせずともスーっと入っていくほど柔らかい口当たり!
お米の風味、乳酸の風味はあまりでしゃばらず控えめで、淡麗でスッキリ飲めます。
後味に少し渋み(タンニン?)を感じるので、木桶で発酵していたりするのでしょうか。
まとめ
今回は、
北アルプスの恵み「幻の瀧 純米大吟醸」を飲んでみました。
しっかりしたお米の香りがありますが、口当たりは柔らかく、淡麗でスッキリ飲めるお酒でした。
淡麗辛口の最後に、ちょっぴり来る渋みがよいアクセントになっています。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「幻の瀧 純米大吟醸」は、
昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプとなります。
お米の香りはしっかりとあり、さらにほのかにフルーツの香りも感じるため、強めに評価しました。
味は香りと違い、スッキリ淡麗で、最後にちょっぴり渋みがあるくらいのため、弱めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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