高知県の日本酒というとどのようなイメージがありますか?
自分的に高知といえば、カツオの一本釣りに代表されるように魚がメインなイメージがあり、
淡麗辛口な日本酒が多いのかなと思っていた時期がありました。
しかし、実は超華やかな酵母が高知県にあり、
フルーティで華やかな日本酒も多いのです!
今日はそんな高知県の超華やかな日本酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「桂月 純米大吟醸50」について
「桂月 純米大吟醸50」については高知県土佐酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「桂月 純米大吟醸50」
- 種類:純米大吟醸(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):50%
- アルコール度数:15度
- 酵母:CEL-24※1
ラベルよりデータを参照
※1 CEL-24は高知県で開発された吟醸酵母です。最新のバイオ技術を使用し造られた酵母です。華やかなフルーツの香り、甘酸っぱさがとても強く、アルコール度数が低めになりがちです。
スペック的には一般的な純米大吟醸ですが、このお酒の特徴は酵母でしょうか。
酵母:CEL-24は華やかな香りが強い協会酵母(9号、18号等)よりも、
フルーツの香りが強いことで有名です。
いったい、どのような香りなのでしょうか。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、強く華やかなフルーツの香り!
鼻を近づけなくても、リンゴの香りがあたりに花開きます!
また、生酒なのか青い香りも多少感じられます。
お米の香りもありますが、フルーツの香りに隠されています。
そのままお酒を口に運んでみると、しっかりとした口当たり。
刺激的なフルーツの甘酸っぱさ、お米の甘みが口に広がりますが、
口当たり、フルーツの酸味、生酒風味があるためか、想定以上にスッキリ爽やかに飲めます!
後味にチクッと吟醸酵母、生酒由来の苦みがささってきて、
そのまま長めに余韻を残していきます。
まとめ
今回は、
超華やかな酵母CEL-24!「桂月 純米大吟醸50」を飲んでみました。
やはり、CEL-24の超フルーティな風味が香り、味に大きく出ているお酒でした。
ただ、口当たり、フルーツの酸、生酒があるため、甘くなり過ぎずスッキリ飲めるお酒です!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「桂月 純米大吟醸50」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
CEL-24の超華やかなフルーツの香りが強く、強いに評価しました。
味は、フルーツの甘酸っぱさ、お米の甘みがしっかりありますが、
口当たり、フルーツの酸、生酒の風味でスッキリ飲めるため、普通に評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
コメント