氷温貯蔵熟成の生貯蔵酒!梵 純粋

フルーティタイプ

日本酒の貯蔵で氷温貯蔵というものがあります。

その名の通り、氷点下で貯蔵を行うものです。

日本酒はアルコールが含まれるため、

-7度くらいまで凍らないので、

凍らない程度の温度設定で貯蔵を行います。

今日はそんな氷温貯蔵の日本酒1本を紹介してみます!

サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!

是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「梵 純粋」について

「梵 純粋」については福井県加藤吉平商店様の商品となります。

以下スペックです。

「梵 純粋」

  • 原材料名:山田錦※1
  • 種類:純米大吟醸(お米100%)
  • 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):50%
  • アルコール度数:14%

ラベルよりデータを参照

※1 山田錦は酒造りによく使用される酒造好適米(使用量1位)。こってり濃厚な風味になりやすいっです。大粒で砕けにくいので低精米歩合(50%以下)に向き、高級酒に向いています。

スペック的には山田錦を使った一般的な純米大吟醸酒です。

加藤吉平商店様のこだわりとして、

無添加の純米酒、透き通った味わい、氷温熟成(氷点下)の三点があるようです。

確かに梵と言えば、よく磨かれたお米を使用した大吟醸酒のイメージで、

国際的なオフィシャルな場でも出てくるような高級酒です。

今回は、そのような高級酒ではないですが、

そのこだわりによって、どのようなお酒になるのか期待大です!

実際に飲んでみましょう

さて、

封を開けて匂いを嗅いでみる華やかで、かつ熟した甘いリンゴの香り!

氷温貯蔵により、フルーツの香りに熟した風味も加わったようです。

さらに青い香りもあるため、青リンゴの風味もあります。

生貯蔵※2のようで、生酒の風味もしっかり残っています。

※2生貯蔵とは、貯蔵前の火入れを行わず、出荷前の火入れ1回のみで出荷するお酒です。そのため、生酒ほどではないですが生酒の風味を楽しむことができます。ただ、火入れが1回のみのため、劣化しやすく要冷蔵となります。

そのままお酒を口に運んでみると、お水のようになめらかに入っていきます。

フルーツの甘酸っぱさ、お米の風味が控えめながら、

バランスよくまとまっていて、スッキリ爽やかに飲めます。

後味に、生酒、吟醸酵母由来の苦みもじわーっと出てきて、

少しの時間口に残っていきます。

まとめ

今回は、

氷温貯蔵熟成の生貯蔵酒梵 純粋を飲んでみました。

華やかで甘く熟した青リンゴの香りで、お水のようになめらかに飲めるお酒でした。

アルコール度数が低めなので、味は控えめでスッキリ飲めるようです。

最後に日本酒の風味分類を行います。

(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)

後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。

日本酒には以下のタイプがあります。

  • 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
  • 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
  • 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ

今回の梵 純粋は、

華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。

華やかで、甘く熟していて、青さも感じる複雑な香りを持ち、強めに評価しました。

味は各要素はありますが控えめで、お水のようにスッキリ飲めるので、弱めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。

皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。

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