すでに解散していまっていますが、越智杜氏という杜氏集団がありました。
戦前は西日本、満州、朝鮮半島で活躍していたようですが、
2003年に解散となっています。
ただ、現在もその越智杜氏の流れを組む酒造が存在します。
今日はその越智杜氏の流れを組む最後の酒造の日本酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「山丹正宗 STAR★LIGHT」について
「山丹正宗 STAR★LIGHT」については愛媛県株式会社八木酒造部様の商品となります。
以下スペックです。
「山丹正宗 STAR★LIGHT」
- 原材料名:松山三井※1
- 種類:純米大吟醸(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):50%
- アルコール度数:16%
ラベルよりデータを参照
※1松山三井とは、愛媛県の酒造好適米です。大粒で砕けにくく、タンパク質も少ないため、淡麗辛口のお酒に向いています。
スペック的にちょっとアルコール度数が高めの純米大吟醸酒です。
松山三井は愛媛県のみで栽培されているお米のため、
自分も飲んだことないので、楽しみです!
株式会社八木酒造部様は
現在では解散してしまった越智杜氏の流れを組む最後の酒造のようです。
今は亡き越智杜氏の味、堪能しましょう!
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、柑橘系のほんのり甘くスッキリした香り!
生酒のため青い香りもあり、よりスーっとしたスッキリさとなっています。
お米は50%まで削られていますが、軽く乳酸の香りも出ています。
そのままお酒を口に運んでみると、とても柔らかい!
何か京都のはんなりというか、上品なイメージを感じました。
フルーツ、お米、乳酸の各要素が穏やかなバランスを保っています。
また後味は、香りと同じくスーっと爽やかで、
いくらでも飲めてしまう感じのお酒です。
まとめ
今回は、
スッキリ輝く最後の星!「山丹正宗 STAR★LIGHT」を飲んでみました。
柑橘と青い香りで、とってもスッキリ爽やかなお酒でした。
口当たりはとても柔らかく、はんなりさとスッキリさでどんどん飲めてしまうお酒です。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「山丹正宗 STAR★LIGHT」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
柑橘と青い香りでスッキリしているため、弱めとしました。
味もスッキリしていて、
各要素が穏やかにバランスが取れているため、弱めとしました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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