昨日に続いて、また普通酒の紹介になります。
普段、普通酒はあまり飲まないですが、
普通酒が続くとは意外でした!
今日は、そのままの日本酒の力強さを持つ普通酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「御代栄 しぼったそのまま一番酒」について
「御代栄 しぼったそのまま一番酒」については滋賀県北島酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「御代栄 しぼったそのまま一番酒」
- 種類:普通酒
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):?%
- アルコール度数:19度
- 特記1:生貯蔵とは、貯蔵前の火入れを行わず、出荷前の火入れ1回のみで出荷するお酒です。そのため、生酒ほどではないですが生酒の風味を楽しむことができます。ただ、火入れが1回のみのため、劣化しやすく要冷蔵となります。
ラベルよりデータを参照
※1 普通酒とは、純米酒や吟醸酒や本醸造酒などの特定名称酒の基準を満たさないお酒です。条件として、醸造アルコールが総重量の10%を超える、お米の等級(3等未満)、麹の使用割合が15%未満があります。
スペック的にかなりアルコールの強い普通酒です。
生貯蔵のため、生酒の風味も楽しめそうです。
北島酒造様は、日本酒一筋、温故知新の精神を重視している酒造です。
「北島 吟吹雪 純米吟醸 直汲み無濾過生原酒」でも飲んでいるので、
ご参照ください。
ちなみに銘の「御代栄」が定番のブランド、「北島」が挑戦のブランドのようです。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、生米のような硬めの粒感あるお米の香り!
そこに乳酸、生貯蔵由来の青い香りが合わさったアロエヨーグルトな香りが混じります。
そのままお酒を口に運んでみると、
トロっとしていますが、若く荒々しいイメージ!
アルコール度数が高く、さらにアルコール添加もしているため、
お米の甘み、アルコールの苦みがブーストをかけて荒く強く感じます!
後味も甘み、苦みが強く残りますが、
スっと短めで消えていくため、
口内が甘々にならずに次の杯へ進めます!
まとめ
今回は、
そのままの強さ!「御代栄 しぼったそのまま一番酒」を飲んでみました。
銘の通り、しぼったそのままで加水はしていないのか
アルコールが強いため、甘み、苦みがブーストされ、荒々しいお酒でした。
ただ、後味は残らないので甘くなり過ぎず、爽やかに次の一杯を楽しめます!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「御代栄 しぼったそのまま一番酒」は、
昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプとなります。
硬めのお米、乳酸、青い香りがしっかりあり、強めに評価しました。
味はトロリとしていて、
強アルコールのため、甘み、苦みがブーストしていますが、
後味は残らず、甘くなりすぎないので、
強めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。

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