日本酒は、その土地その土地の風土の恵みから造られています。
それは基本的にどこの酒造も変わらないかなと思っています。
ただ、その土地の風土のあるがまま、「然り」な姿を
完璧に表現するのは難しいと思います。
今日は、そんなあるがままの姿を表現することにこだわる1本紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「白龍 然 純米」について
「白龍 然 純米」については福井県吉田酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「白龍 然 純米」
- 種類:純米(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):68%
- アルコール度数:14.5度
ラベルよりデータを参照
スペック的に一般的な純米酒です。
アルコール度数が少し低めなので、
飲みやすい淡麗なお酒なイメージです。
吉田酒造様は、「土地に根ざし、風土を生かす」をこだわりとし、
「永平寺テロワール」を形成しています。
銘の「然」はその通りである、そうであるという意味があるように、
風土あるがまま、その通りのお酒のようです。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、ぎっしりした柑橘系の香り!
グレープフルーツのような香りがします。
軽く米粉のようなお米の香りもあります。
そのままお酒を口に運んでみると、柔らかい口当たり!
アルコール度数が低めで加水が多いため、スルスル入っていきます!
また、甘み、酸味、苦みなどの各要素も控えめで、
綺麗なお水のように飲みやすいです!
後味は、じわじわと軽めの酸味が残ります。
まとめ
今回は、
あるがまま、然りなお酒!「白龍 然 純米」を飲んでみました。
ぎっしりした柑橘系の香りがありますが、綺麗なお水のようにスルスル飲めるお酒でした。
日本酒苦手な方でも飲みやすいお酒かと思います。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「白龍 然 純米」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
ぎっしりしたグループフルーツのような柑橘系の香りが主であり、
普通に評価しました。
味は加水が多いため、各要素は控えめで、
弱いに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。

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