子供のころはよくキャンディを舐めていたという人も多いと思います。
自分も子供のころにキャンディを舐めていた記憶が残っています。
しかし、大人になるにつれてキャンディのような甘さの強いお菓子は敬遠しがちになりませんか?
たまには子供のころに舐めていた甘いキャンディの味を思い出してみるのもよいかもしれません。
今日は、そんな甘いキャンディを想起させる1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「亀泉 特別純米」について
「亀泉 特別純米」については高知県亀泉酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「亀泉 特別純米」
- 原材料名:土佐錦※1
- 種類:特別純米※2(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):60%
- アルコール度数:15度
- 酵母:AA-41,A-14※3
ラベルよりデータを参照
※1 土佐錦は高知県で栽培される酒造好適米。雑味がなく、淡麗辛口のお酒となることが多いです。
※2 特別純米とは、精米歩合が60%以下、または特別な製法(当社比)で造られた純米酒です。
※3 AA-41,A-14は高知県で開発された吟醸酵母です。バナナ、メロン系の香りがあり、淡麗になることが多いです。
スペックより、原材料の土佐錦は淡麗なお酒になりやすいお米なので、
スッキリ飲める爽快なお酒のようです。
精米歩合も高くないので、淡麗でほどほどのお米感もある純米酒といった感じでしょうか。
そんな純米酒に吟醸酵母AA-41,A-14が使用されることにより、どういう風味になるのか楽しみです!
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、フルーティな甘い香り!
強めなバナナの香りです!!そして、ほのかに青い香りも感じます!
(ちょっと生酒風味もあるのか。)
純米酒でも吟醸酵母が使用されることにより、華やかな香りを出すことができるのですね。
そのままお酒を口に運んでみると、
口当たりは柔らかく入っていき、まず感じるのは強い甘み!
まるでキャンディを舐めているようなねっとりした甘みです!
お酒内の糖分が高くて粘性が強くなっているようです。
ただ、甘くなりすきず消えていくので飲みやすいです!
原材料と酵母が淡麗のため、スッキリさせる効果が働いているのかと思います!
後味にはじわじわと吟醸酵母由来と生酒由来の苦みも合わさってきます。
まとめ
今回は、
キャンディ風味なお酒「亀泉 特別純米」を飲んでみました。
糖分の高さ、吟醸酵母によりキャンディのようなねっとりした甘みがありましたが、
淡麗なお米と酵母を使うことで、甘すぎることなく飲みやすいお酒となっていました!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「亀泉 特別純米」は強めなバナナの香りが主となっていて、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
同じ亀泉酒造様でさらに華やかな香りが強烈なお酒もあるため、ちょっと強めに評価しました。
味は粘性があり強い甘みをさらにブーストさせていますが、
お米、酵母由来のスッキリした要素もあるため、強いとしました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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