日本酒の要素として、色々なものがあります。
吟醸なのか、淡麗なのか、フルーティなのか、どんなフルーツなのか、
お米の風味はどうなのか、乳酸はどうか、生酒なのか、熟成なのか。。。
基本的に、その中のいくつかの要素から日本酒は造られているイメージです。
ただ、中には要素てんこ盛りな日本酒も存在します。
今日はそんな多要素てんこ盛りな日本酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「辯天 純米大吟醸 出羽燦々 生原酒」について
「辯天 純米大吟醸 出羽燦々 生原酒」については山形県後藤酒造店様の商品となります。
以下スペックです。
「辯天 純米大吟醸 出羽燦々 生原酒」
- 原材料名:出羽燦々※1
- 種類:純米大吟醸(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):48%
- アルコール度数:17度
- 酵母:山形酵母※2
- 特記1:原酒とは、お酒を絞った後に調整のための加水を行っていないお酒です。アルコール度数が強めになりがちです。
ラベルよりデータを参照
※1 出羽燦々は山形県の酒造好適米です。雑味が少なく、キレのある淡麗で、純米酒から大吟醸酒まで幅広いお酒に使用されています。
※2 山形酵母は、協会9号酵母にルーツを持つ吟醸酵母です。穏やかな吟醸香とバランスのよい味わいを生み出します。
スペック的にアルコール度数の高い純米大吟醸酒です。
雑味の少ない出羽燦々の大吟醸なので、綺麗なお酒が期待できますが、
アルコール度数が強いので、少し大味になるかもしれません。
後藤酒造様は、山々に囲まれた豪雪、極寒の置賜盆地にあります。
盆地特有の寒暖差と豊富な雪解け水から作られた、
良質なお米でお酒造りを行っています。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、甘酸っぱい青リンゴの香り!
華やかなフルーツ、ふんわりとしたお米の香り、生酒由来の青い香り、
さらに、ヨーグルトのような乳酸の香り、多少寝かせているのか熟成の香ばしさもあります。
青リンゴの蜂蜜ヨーグルトがけと言った香りでしょうか。
そのままお酒を口に運んでみると、柔らかめな口当たり。
香りと同じく、フルーツの甘酸っぱさ、お米の甘み、乳酸の酸味がしっかりとあり、
さらにアルコール由来のキンとした苦みも出てきます。
後味には、さらに吟醸酵母、熟成のじわっとした苦みも追加され、
それらが長く残り続ける。。
口の中は多要素でいっぱいいっぱいです💦
逆に、これだけの要素がありながら、
崩壊せず、しっかりまとまっているバランスは絶妙です!
まとめ
今回は、
多要素てんこ盛り!「辯天 純米大吟醸 出羽燦々 生原酒」を飲んでみました。
フルーツ、お米、乳酸、生酒、熟成、強アルコール。。。
多要素がてんこ盛りに詰め込まれたお酒でした。
ただ、カオスにならずに絶妙なバランスを取っています!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「辯天 純米大吟醸 出羽燦々 生原酒」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
色々な要素が入り乱れていますが、フルーツが主であり、
各要素それぞれしっかりあるので、強めに評価しました。
味も、香りと同様に多要素が入り乱れていますが、
カオスにならず、しっかりバランスが取れているため。強めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
(純米大吟醸 生原酒は売っていなかったですが、純米大吟醸 原酒はあったので、そちらを貼っておきます)


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