寒暖差激しい地域の日本酒には以下の特徴があります。
①昼の光合成が進み、お米のデンプンがしっかり蓄積され、旨味が増す。
②低温だと雑菌が繁殖しにくく、ゆっくり発酵が進み、綺麗で雑味が少ないお酒になりやすい。
今回、寒暖差激しい秩父の日本酒を飲んでみましたが、
①②の影響でどのような風味になっているのでしょうか。
今日は、寒暖差激しい秩父の日本酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「秩父錦 特別純米酒」について
「秩父錦 特別純米酒」については埼玉県八尾本店様の商品となります。
以下スペックです。
「秩父錦 特別純米酒」
- 原材料名:美山錦※1
- 種類:特別純米(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):60%
- アルコール度数:15度
ラベルよりデータを参照
※1 美山錦とは、長野県、東北地方の酒造好適米です。生産量は山田錦、五百万石に次ぐ第3位です。粒は大きく、スッキリ淡麗の味わいのお酒になりがちです。後味に少し苦みが出ることがあります。
スペック的に一般的な特別純米酒です。
美山錦を使用しているので、スッキリ淡麗なイメージですが、
秩父地方は寒暖差激しい盆地で、
寒暖差ある土地のお米はデンプンが蓄積して、
旨味が増すといいます。
その気候の影響でどのようなお酒になるのか楽しみです。
八尾本店様は、江戸時代から続く老舗の酒造です。
「全国新酒鑑評会」で7年連続金賞受賞と高い評価を受けています。
また、「酒づくりの森」という自然豊かな森に囲まれた観光施設もあり、
そこでは醸造工場、資料館、物産館を楽しめます。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、ムワっとする麹の香り!
ほんのりバナナのような香りもあり、
やわらかく甘い香りです。
そのままお酒を口に運んでみると、とてもやわらかい口当たり!
ふくよかなお米の風味、コクと少し糖分の甘みも感じ、
さらにボリュームある乳酸が加わり、
飲むヨーグルトを飲んでいるような感覚を感じます。
ただ、スッキリ淡麗な美山錦を使用しているためか、
重くなりすぎず、飲み飽きしないお酒な印象でです。
後味は、酸味、旨味がじわーっと長めに残っていきます。
まとめ
今回は、
寒暖激しい秩父の伝統の酒!「秩父錦 特別純米酒」を飲んでみました。
ふくよかなお米の風味、コクとボリューミーな乳酸があり、飲むヨーグルト風なお酒でした。
スッキリ淡麗な美山錦を使用しているため、
ふくよかながら飲み飽きしないバランスになっています。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「秩父錦 特別純米酒」は、
昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプとなります。
ムワっとする麹の甘い香りがあり、
強めに評価しました。
味は、やわらかい口当たりで、
お米、乳酸がしっかりボリューミーですが、
淡麗なお米を使用しているため、重くなりすぎず、
強めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。

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