現在、酒米の2台巨頭「山田錦」「五百万石」
ふくよかなお米の風味の「山田錦」、淡麗でスッキリ飲める「五百万石」
この2種で6割の日本酒が造られているそうです。
そんな異なった個性を持つ2種のどちらの特徴も持つお米があったら。。。
今日は、そんな2大巨頭の特徴を持ち合わせた1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「北雪 純米吟醸 越淡麗十割」について
「北雪 純米吟醸 越淡麗十割」については新潟県北雪酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「北雪 純米吟醸 越淡麗十割」
- 原材料名:越淡麗※1
- 種類:純米吟醸(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):55%
- アルコール度数:16度
ラベルよりデータを参照
※1 越淡麗は新潟県の酒造好適米です。二大酒造好適米の山田錦と五百万石を掛け合わせた品種です。お米のふくよかさがありながら、淡麗でスッキリした風味、とまさに山田錦と五百万石の良いところを取ったようなお酒になりやすいです。普通酒から大吟醸まで幅広く使われています。
新潟の軟水、越淡麗を使用しているので、スッキリ淡麗で綺麗なお酒のイメージです。
越淡麗を使ったお酒をまだまだあまり見ることがないので、どのような風味なのか楽しみです。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、軽くふわっとしたフルーツの香り!
全く重くないバナナの香りを感じます。
そのままお酒を口に運んでみると、
新潟の軟水もあり、スーっと楽に入っていく口当たり!
お米のふくよかさはしっかりしているが、
フルーツ、乳酸の酸味があり、スッキリ爽やかにぐいぐい飲めてしまいます。
後味に吟醸酵母由来の苦みも出てきますが、スっと綺麗に消えていきます。
まとめ
今回は、
最強の酒米in佐渡!「北雪 純米吟醸 越淡麗十割」を飲んでみました。
越淡麗を使用し、スッキリ爽やかでお米のふくよかさも感じられるお酒でした!
フルーツの香りも重くなく、いくらでもグイグイ飲めてしまうお酒です。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「北雪 純米吟醸 越淡麗十割」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
軽く全く重くないフルーツの香りのため、弱めに評価しました。
味は、柔らかい口当たりで、
お米のふくよかさはありますが、スッキリ爽やかで、
後味もスっと綺麗に切れるため、弱めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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