30年後って想像つきますでしょうか?
自分の30年後なんて、まず生きているかも分からないですが。。。。
生きていたら、どんな日本酒を飲んでいるのか想像つかないですね。
(禁酒になっているかもしれません)
ただ、酒造としては30年どころか、そのずっと先のVISIONもないといけないのかと思います。
次世代にもつないでいかなければいけないですからね。
今日は、そんな30年後でも美味しいお酒を!というコンセプトで造られた1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「寒北斗 30VISION」について
「寒北斗 30VISION」については福岡県寒北斗酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「寒北斗 30VISION」
- 種類:?
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):?%
- アルコール度数:13度
- 酵母:協会7号酵母※1
- 特記1:原酒とは、お酒を絞った後に調整のための加水を行っていないお酒です。アルコール度数が強めになりがちです。
ラベルよりデータを参照
※1 協会7号酵母は穏やかなバナナ系の香りを放つことが多いです。酵母一覧についてはWikipedia様のページを参照してください。
寒北斗酒造様のコンセプトは、30年後も美味しいお酒を造ることです。
その中でも、
30VISIONは、毎年製法を変えて造っている実験的お酒です。(今回は2022年版)
原酒なのに低アルコール度数という特徴があり、
スッキリ爽やかに飲めるお酒のようです!
種類、精米歩合については分かりませんでした。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、華やかなフルーツの香り!
協会7号酵母使用されているはずなのでバナナ系かと思ってましたが、
どちらかというとリンゴ系の香りに感じます!?
実験の成果なのでしょうか?
そのままお酒を口に運んでみると、柔らかく自然と口にしみていく口当たり!
フルーツのスッキリした甘酸っぱさが口に広がります!
ただ、スッキリなのですが原酒のためか、薄くなく詰まった濃さを感じます!
まとめ
今回は、
30年後も美味しいお酒!「寒北斗 30VISION」を飲んでみました。
フルーツのスッキリ甘酸っぱさが主ですが、実が詰まってて濃さも感じるお酒です。
フルーティなお酒のよいところを抽出しているような印象です!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「寒北斗 30VISION」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
華やかなリンゴの香りがあるため、強めに評価しました。
味はフルーツのスッキリした甘酸っぱさ、柔らかい口当たりが主ですが、
原酒だけあって薄くなく実が詰まっている感覚もあり、普通に評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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