皆さんは日本酒の色いうと、どんな色が思いつきますか?
透明、山吹色、黄色、茶色、白濁。。。
主にこのような感じでしょうか。
実際、ほとんどの日本酒は上記の色に当てはまると思います。
ただ、中には上記以外の色を持つ日本酒も存在しています。
今日はそんな独特な色を持つ日本酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「薫長 桃色にごり酒」について
「薫長 桃色にごり酒」については大分県クンチョウ酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「薫長 桃色にごり酒」
- 種類:純米(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):70%
- アルコール度数:11度
- 酵母:協会赤色清酒酵母※1
ラベルよりデータを参照
※1 協会赤色清酒酵母は日本醸造協会が配布している協会酵母の1種です。酵母自体に赤色色素があるため、使用するとお酒に赤い色素を付けます。低濃度、甘口で柔らかいお酒用酵母です。
スペック的にアルコール度数が低く、デザート感覚のお酒でしょうか。
酵母に赤色酵母が使用されているので、かわいらしいピンク色となっています。
(写真はイマイチですいません)
紅麹、着色料、古代米は使用されていないようです。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、甘々に濃縮された桃の香り!
まるで、ネクターピーチを想起させるような濃厚さです!
生酒なのか、青い香りも多少感じます。
そのままお酒を口に運んでみると、ねっとりトロトロした口当たり!
少し発泡もあり、弱炭酸のネクターピーチと言った感じか。
極甘口で糖分も多いですが、フルーツの酸味も強くくどさはありません。
後味は、濃厚な甘み、酸味の他に酵母由来、生酒由来の苦みがでてきて、
長めに残っていきます。
まとめ
今回は、
まるでネクター!?「薫長 桃色にごり酒」を飲んでみました。
濃縮された桃の香り、ねっとりトロトロで濃厚な甘みで、ネクターなお酒でした。
ただ、発泡、フルーツの酸味があり、くどさなく飲んでいけるお酒です。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「薫長 桃色にごり酒」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
濃厚なフルーツの甘い香りが強く、強めに評価しました。
味も香りと同じく、トロトロした口当たりで極甘ですが、
酸味もしっかりあり、甘さを抑えてくれて、くどくなく飲めるため、
強めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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