フルーティな超辛口！雨後の月　特別純米！

「超辛口」というとどのようなお酒をイメージしますか？

香り味は控えめで、スッキリ爽やかにごくごく飲めるイメージでしょうか。

「超辛口」のお酒はだいたいそのようなお酒が多いと自分は思います。

しかし、中には「超辛口」の特徴を持ちつつ、違う要素も併せ持つ「超辛口」も存在します。

今日は、そんな「超辛口」だけど「超辛口」だけではない１本を紹介してみます！

サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました！

是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです！

「雨後の月　特別純米　超辛口」について

「雨後の月　特別純米　超辛口」については広島県相原酒造様の商品となります。

以下スペックです。

「雨後の月　特別純米　超辛口」

• 原材料名：八反錦
• 種類：特別純米（お米100％）
• 精米歩合（玄米の重量に対する白米の重量の割合）：？％
• アルコール度数：16度

ラベルよりデータを参照

※１八反錦とは、広島県の酒造好適米です。米内の芯（心白）の発現率が高く、溶けやすいお米であるため、豊かな旨味かつスッキリしたお酒になりやすいです。

ちょっとアルコール度数が高めな特別純米酒です。

精米歩合がちょっと分からなかったですが、おそらく60％程度は磨いていて、

八反錦を使用した超辛口なので、綺麗にスッキリ飲めるお酒ではないでしょうか。

実際に飲んでみましょう

さて、

封を開けて匂いを嗅いでみると、軽くフルーツの香り！

ラベルに表記はないですが、何か生酒の青い香りも感じます。

フルーツと青い香りが合わさり、青リンゴのような香りとなっています。

そのままお酒を口に運んでみると、

口当たりはやはりスッキリ爽やかです。（青リンゴの香りの影響もあるかと）

ちょっとアルコール度数の影響か生酒の発泡の影響か、

舌に少しピリピリとした刺激を感じます。

香りはフルーツでしたが、

味の方は、スッキリの中にお米の甘みと旨味、乳酸の酸味がしっかりとあります！

後味には、強めな吟醸酵母由来の苦みが加わり、余韻をずっと楽しめます！

まとめ

今回は、

フルーティな超辛口「雨後の月　特別純米　超辛口」を飲んでみました。

超辛口らしくスッキリとしつつ、フルーツの香りを持つお酒でした。

フルーツの香りなので甘みも感じますが、スイスイ爽やかにごくごく飲めるお酒です。

最後に日本酒の風味分類を行います。

（日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。）

後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。

日本酒には以下のタイプがあります。

• 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
• 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
• 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ

今回の「雨後の月　特別純米　超辛口」は、

フルーツの香りが主であり、華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。

生酒の青い香りもあって、青リンゴ風味となっていますが、

香りは強くはないので、弱めに評価しました。

味は、お米の風味、乳酸の酸味がありますが、

超辛口の名の通りスッキリ爽やかなため、弱めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。

皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。