皆様は日本酒を飲むときにアルコール度数は気にしていますか?
たいていの日本酒は15度前後のものが多いです。
アルコール度数は高いと味がブーストし、逆に低いと味が控えめになりやすいと言われています。
では、お米の風味が強い純米酒でアルコール度数が低い場合、どのような風味になるでしょうか。
今日は、そんなアルコール度数が低めな純米酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「秋鹿 千秋」について
「秋鹿 千秋」については大阪府秋鹿酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「秋鹿 千秋」
- 原材料名:山田錦※1
- 種類:純米(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):70%
- アルコール度数:14度
ラベルよりデータを参照
※1 山田錦は酒造りによく使用される酒造好適米(使用量1位)。こってり濃厚な風味になりやすいっです。大粒で砕けにくいので低精米歩合(50%以下)に向き、高級酒に向いています。
スペックより、山田錦使用で精米歩合も高くお米の風味が強そうですが、
アルコール度数が低めのためちょっと想定より控えめになりそうです。
どの程度まで控えめになるのか、興味がありますね!
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、強く濃厚なお米の香りを感じます!
昔ながらの日本酒というイメージの酸味があり癖がある感じで、もしかしたら生酛か山廃なのでしょうか。
(ラベルから見落としていたらすいません。。。)
そのままお酒を口に運んでみると、
一口目から口に広がるしっかりしたお米感!お米の粒感!
まるで、わしわしと白米を食べているような錯覚に襲われます!
旨味以外については、控えめで全体的に味はサッパリしています!
なるほど!アルコール度数が低めなので味が淡麗になり、
スッキリ飲みやすくなっているのですね!
純米と思えないほど飲みやすいので、これは一口飲んだら止まらないお酒です!
アルコール度数も低く、毎日飲んでも影響軽く楽しめそうです!(多分)
まとめ
今回は、
一口飲んだら止まらない純米酒「秋鹿 千秋」を飲んでみました。
山田錦使用で高い精米歩合の純米酒ながら、アルコール度数が低いので飲みやすいお酒でした!
ただ、飲みやすいだけでなくお米の風味はしっかりとあり、
酒飲みとしても満足させらてもらえるお酒です!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「秋鹿 千秋」は
強く濃厚なお米の香りがあり、
昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプとなります。
お米の香りに合わせて、山廃、生酛のような酸味のある香りもあるため、強いに評価しました。
味は、お米の旨味はしっかりありますが、
アルコール度数が低めで全体的に味はサッパリしているため、弱めとしました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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