皆さんは、平安文学は好きですか?
源氏物語、枕草子などをはじめ千年前にすでに歴史書以外の書物が書かれていたのは衝撃です!
(同時代の日本以外の国ではまだ書物といえば、聖書や歴史書がメインだったのではないでしょうか)
そんな平安文学の中でも後の色々な書物に影響を与えたと言われるのが「伊勢物語」です。
のちの源氏物語にも影響を与えている平安初期の作品です。
今日は、そんな「伊勢物語」にまつわる?1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「純米吟醸 伊勢物語」について
「純米吟醸 伊勢物語」については三重県タカハシ酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「純米吟醸 伊勢物語」
- 種類:純米吟醸(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):?
- アルコール度数:?
ラベル記録が紛失し、サイトにも記載がありませんでした。すいません。
こちらは長年(1933~2011)にわたり、三重の神社にお神酒を奉納してきた伝統ある酒造です。
小さい酒造ですが、長年神様に奉納し続けてきたお酒造りを堪能してみましょう。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、キャンディのような甘くねっとりした香り!!
熟したリンゴ、バナナのような甘さが強いです!
そのままお酒を口に運んでみると、
ねっとりしていて、熟したフルーツの甘みですぐに口の中は甘々な状態へ!
ただ、甘いだけでなく穏やかな酸味もあり、甘々状態を和らげてくれます!
後味には、吟醸酵母由来の苦みも穏やかに加わり、
甘さは引かず、あれだけ甘かった口の中をスッキリとさせてくれます!
「伊勢物語」は主人公の在原業平の恋愛歌物語なので、
恋に夢中で甘々な時期と、恋に冷めてしまった時期を
ねっとり甘い香りと味、甘さを引かせずスッキリさせる後味で表しているのでしょうか。
まとめ
今回は、
千年前の甘い恋愛物語なお酒「純米吟醸 伊勢物語」を飲んでみました。
キャンディのようなねっとりした甘い風味と、その甘さを切るスッキリした後味のあるお酒でした。
現実でも、こんな風にスッパリスッキリできればよいのですがね。。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「