日本酒発祥は一説には室町時代と言われていますが、
日本酒市場が活性化し、隆盛の時代となったのは江戸時代だと言われています。
日本各地で日本酒が造られ、現在まで続く酒造もたくさんあります。
江戸時代当時の日本酒は現在の日本酒とどう違うのか?
もちろん、技術発展等で完全に江戸時代の造りのままなお酒は少ないですが、
今日は、そんな江戸時代から続く伝統の1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「三河武士 純米」について
「三河武士 純米」については愛知県丸石醸造様の商品となります。
以下スペックです。
「三河武士 純米」
- 種類:純米(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):70%
- アルコール度数:16度
ラベルよりデータを参照
スペックより、基本的な純米という感じでしょうか。
江戸から現在まで続く愛知県岡崎の伝統の味わいとは、他の純米酒と何か異なるのでしょうか?
確かめるのが楽しみです!
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、かなり強いお米の香り!!
(ちょっと人を選ぶくらいの強い香りです)
生酒表記はないですが、青い香りも感じます。
そのままお酒を口に運んでみると、
舌触りは固めで、飲み込むときにちょっと抵抗を感じるかもしれません。
そして、飲み込んだ後に食道がカーっと熱くなっていきます!
アルコール度数もそこまで高くないはずなので、この熱くなる感覚はなんでしょうか。。
強いお米の風味が喉を熱くさせているようです!
癖の強い昔ながらの日本酒といった感じの風味です。
まとめ
今回は、
江戸から今へ続く伝統のお酒「三河武士 純米」を飲んでみました。
お米の風味がかなり強く、飲み込んだ後も喉の感覚を楽しめる昔ながらの日本酒でした。
いわゆる親父酒が好きな人ならば是非試してほしいお酒です!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「三河武士 純米」は青い香りがありますがフルーツの香りはなく、
お米の香りがかなり強いので、
昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプとなります。
人を選ぶくらいお米の香りが強力かと思うので、強いに評価しました。
味も香りと同様に、お米の風味が強く喉を熱くさせるほどのため、強いに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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