皆さんの故郷には地元ならではの日本酒はありますか?
自分は若いころから慣れ親しんだ日本酒があり、
今でも実家に帰るとまずは必ずその日本酒を飲むことにしています!
やはり、地元のお酒を飲むと実家に帰ってきたのだなっと実感できますね。
今日は、そんな故郷のおらがお酒1本を紹介してみます!(自分の故郷ではないですが)
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「すずしろの里 練馬 生酒」について
「すずしろの里 練馬 生酒」については埼玉県五十嵐酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「すずしろの里 練馬 生酒」
- 原材料名:?
- 種類:本醸造※1(アルコール添加あり)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):?
- アルコール度数:?
- 特記1:生酒とは、日本酒を絞った後の火入れを行わない製法です。お酒内の酵母、酵素がまだ活動してるため、発泡を伴い、青い香りを出し、後味に山菜の青さのような苦みが出ることが多いです。瓶内で発酵を続けているため、保存方法は要冷蔵となります。
ラベル記録が紛失し、サイトにも記載がありませんでした。すいません。
※1 本醸造とは、精米歩合が70%以下で醸造アルコールを添加しているお酒です。アルコール添加は原料米の10%以下となっています。基本的にスッキリした辛口のお酒になりやすく、熱燗以上(50度~)で温めるとさらにキレが増します。後味もサッパリ消えていきます。
今までは純米酒を基本扱ってきましたが、こちらはアルコール添加ありの本醸造酒となります。
本醸造酒は基本的にスッキリした辛口傾向となりますが、
そこに生酒がどのように影響してくるのでしょうか?
ちなみに「すずしろ」とは大根のことで、確かに練馬大根って有名ですね。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、軽いお米の香りと生酒由来の青い香り!
アルコール添加ありのため、純米酒と比べるとお米の風味は軽く薄目な感じですね。
そのままお酒を口に運んでみると、強いアルコールの苦みが襲ってきます!
アルコール度数は分からないですが、アルコール添加のためおそらく数字以上に強く感じますね。
そして乳酸の酸味、お米の甘みが出てきますが、どちらも軽めで、
サッパリした風味となっています。
後味も本醸造ぽく、生酒由来の苦みが綺麗にサッパリ消えていきます。
ただ一つ気になったのが、後味にタンニンのような渋みを少し感じたので、
もしかしたら木桶で造っていたりするのでしょうか。
まとめ
今回は、
おらが町のお酒「すずしろの里 練馬 生酒」を飲んでみました。
スペック通り、本醸造生酒らしく、青い香りとサッパリした辛口風味の昔ながらのお酒でした。
この風味が長年地元のお酒飲みに愛されているのでしょうか!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「