皆さんは日本酒のキレを重視しますか?
自分は、キレにより、その日本酒の印象が大きく変わるくらい大事かと思っています。
香り、味が甘々だったとしてもスっとキレよく、後味が残らなければ、
スッキリした日本酒という印象になると思います。
また、逆も然りです。
今日は、そんなキレに重きを置いた日本酒1本を紹介してみます!
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「斬九郎61」について
「斬九郎61」については長野県宮島酒店様の商品となります。
以下スペックです。
「斬九郎61」
- 原材料名:美山錦※1
- 種類:純米(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):61%
- アルコール度数:?
ラベルよりデータを参照
※1 美山錦とは、長野県、東北地方の酒造好適米です。生産量は山田錦、五百万石に次ぐ第3位です。粒は大きく、スッキリ淡麗の味わいのお酒になりがちです。後味に少し苦みが出ることがあります。
スペック的に一般的な純米酒です。
「斬九郎」という銘から、スパっと切れる辛口なのでしょうか。
宮島酒店様は宮本武蔵の「五輪の書」になぞらえ、
日本酒の五味「甘・酸・辛・苦・渋」がほどよく調和し、
ほどよく斬れるお酒を目指しているようです!
ちなみに今回の「斬九郎61」は佐々木小次郎タイプで、
「斬九郎81」は宮本武蔵タイプのようです。
(斬九郎81はまだ飲んだことないので、飲んでみたいです)
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、ほんのり香る麹の甘い香りと乳酸の香り!
意外に甘く柔らかめなイメージです。
そのままお酒を口に運んでみると、柔らかい口当たり!
ふくよかなお米の甘み、旨味、乳酸の酸味があり、
香り同様、甘く柔らかいイメージです。
一転、後味はスパっとよい斬れ味!
美山錦の苦みも出てきて、口内をギュっと引き締めます。
まとめ
今回は、
斬れ潔し!「斬九郎61」を飲んでみました。
甘く柔らかなお米、乳酸の風味かと油断させて、
後味に研ぎ澄まされた斬れ味を浴びせられるお酒でした。
このギャップは癖になるかもしれません。
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「斬九郎61」は、
昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプとなります。
甘く柔らかなお米、乳酸がほんのり香るため、
弱めとしました。
味も香りと同じく甘く柔らかなお米、乳酸の風味かと思いきや、
最後にバッサリと斬られる衝撃があり、
普通としました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
 
  
  
  
   



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