吟醸酒といえば、ウリはやはり華やかな香りと飲みやすい口当たりでしょうか。
あくまで自分のイメージですが、わりとそのような吟醸酒は多いと思います。
例外として、
東北や北陸の吟醸酒だと、香りは少ないが、口当たりは飲みやすいといった感じでしょうか。
ただ、中には香りも少なく、口当たりも強い吟醸酒も存在しています。
今日は、そんな吟醸酒ぽくない吟醸酒1本を紹介してみます!(あくまで私見ですが)
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「KONISHI 吟醸ひやしぼり」について
「KONISHI 吟醸ひやしぼり」については兵庫県小西酒造様の商品となります。
以下スペックです。
「KONISHI 吟醸ひやしぼり」
- 種類:吟醸(アルコール添加あり)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):?%
- アルコール度数:13度
ラベルよりデータを参照
原材料の表記はありませんが、兵庫県の酒米、飯米を使用していそうです。
また、兵庫県なのでお水は硬水で、しっかりした男酒なイメージですが、
吟醸でもあるので、華やかな香りと男酒のどのような組み合わせになるか楽しみですね。
アルコール添加ありますが、アルコール度数は低いのでスッキリ飲めそうです。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、ほのかなフルーツの香り!
淡いリンゴの香りを感じます。
そのままお酒を口に運んでみると、
やはり硬水で造られているためか、強くしっかりした歯ごたえ、口当たりを感じます!
香りと同じく、甘み、酸味、旨味の各要素はほのかで、コンパクトにまとまっていて飲みやすいです!
アルコール度数13度ということもあり、加水の量が多く、
香り、風味は抑えめにして、ライトボディに仕上がっています!
後味は酵母由来の苦みがほのかにあるが、スーっと綺麗に切れていきます。
まとめ
今回は、
硬水のスッキリ吟醸!「KONISHI 吟醸ひやしぼり」を飲んでみました。
フルーツの香り、味の要素がそれぞれ控えめでライトボディなお酒でした。
ただ、口当たりは兵庫の硬水だけあって、しっかり力強い感触です!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「KONISHI 吟醸ひやしぼり」は、
華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプとなります。
加水が多く、フルーツをはじめ、香りの要素は控えめで、弱いに評価しました。
味も、硬水による口当たりはしっかりしていますが、
香り同様加水が多く、味の各要素も控えめで、弱めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
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