この記事で分かること
・「しぜんしゅ 純米原酒」の風味
お米、麹、生酛の風味強く濃厚甘口ですが、酸味もあるためスッキリ飲めるお酒です。
・「しぜんしゅ 純米原酒」を試してほしい方
オーガニック日本酒に興味ある方、濃厚甘口が好きな方に試してもらいたいです。
・「しぜんしゅ 純米原酒」の酒造について
サラリーマン唎酒師の酔いどれ紳士が実際に飲んでレポートしてみました!
是非、今宵のお酒のヒントとなれば幸いです!

「しぜんしゅ 純米原酒」について
「しぜんしゅ 純米原酒」については福島県仁井田本家様の商品となります。
以下スペックです。
「しぜんしゅ 純米原酒」
- 種類:純米(お米100%)
- 精米歩合(玄米の重量に対する白米の重量の割合):85%
- アルコール度数:15度
- 特記1:原酒とは、お酒を絞った後に調整のための加水を行っていないお酒です。アルコール度数が強めになりがちです。
- 特記2:生酛とは、蔵にいる乳酸菌や天然の微生物を使用する昔ながらの製法です。山廃との違いは、お米が溶けやすくなるように酒母(お酒の酵母培養用の液体)を混ぜる作業を行います。(山廃の場合は行わない)山廃造りより乳酸の酸味が強く、濃厚な味わいになりやすいです。
ラベルよりデータを参照
スペック的にあまり磨いてない純米酒です。
お米が大きく、原酒であり、さらに生酛仕込みなので、
お米の風味が濃厚に出ているお酒のようですね!
味は強いが酸味強くスッキリ飲めそうでもあります。
しかし、ラベルがガムテープ貼りというのは初めて見ましたw
まさに飾らないしぜんしゅですね。
仁井田本家様は江戸時代中期創業の老舗の酒造です。
現代の日本酒業界のオーガニック酒造りのパイオニアです。
全てのお酒は農薬化学肥料なしの自然米を原料に、
アルコール添加なしの純米のみを造っています。
また、仁井田本家様の自社水田は
リジェネラティブ・オーガニック(環境再生型有機農業)認証を取得し、
世界的に認められています。
「おだやか 純米吟醸 ひやおろし!まるで白ワイン!」でも飲んでいるので、
ご興味ある方はご参照ください。
実際に飲んでみましょう
さて、
封を開けて匂いを嗅いでみると、まるで焼いたきなこ餅の香り!
焼いた餅の強いお米の香りと
ムワっとする麹の香りが合わさり、
熟成を感じるきなこの風味となっています!
そのままお酒を口に運んでみると、やわらかい口当たり!
個人的に福島県のお酒の特徴である
やさしいやわらかさを感じます。
あまり磨かれてないお米、
四段仕込み(一般的仕込みでは酒母、水、麹、蒸し米を3回に分けて加えて仕込む三段仕込みで発酵させます。四段仕込みではその三段目の後にさらにもち米等を加えて仕込む製法です。これにより、お米の風味が増し甘口になり、発酵が促進され複雑なお酒になります)
のため、お米、糖分の甘みは強くとろっとろの甘口酒です!
もちろん、甘みだけでなくお米の旨味、熟成の旨味も兼ね備えていて濃厚です。
ただ、生酛造りでもあるので天然の乳酸の酸味も強く、
甘さが残らず、わりとスッキリ飲みやすく造られています!
余韻は、酸味がじわじわといつまでも残っています。
まとめ
今回は、
自然派の原点に立ち返る酒!「しぜんしゅ 純米原酒」を飲んでみました。
あまり磨かれてないお米、四段仕込み、生酛造りで甘く濃厚ですが、
酸味も強くスッキリ飲みやすくなっているお酒でした。
ガムテープのラベルはなかなかインパクトあるのではないでしょうか!
最後に日本酒の風味分類を行います。
(日本酒の風味分類の詳細についてははじめにの「日本酒の風味分類について」をご参照ください。)
後々にこの日本酒がどのような風味なのか思い出すのに役に立ってもらえるでしょう。
日本酒には以下のタイプがあります。
- 華やかなフルーツの香りを持つフルーティタイプ
- 昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプ
- 熟成させて熟成香が出てきたエイジングタイプ
今回の「しぜんしゅ 純米原酒」は、
昔ながらのお米、乳酸の香りが強いオリジナルタイプとなります。
お米、麹の香りが合わさり、
きなこ餅のような熟成を感じる香りがあり、
強めに評価しました。
味は、やわらかい口当たりで、
高精米歩合、四段仕込みによりお米の風味は強いが、
生酛で酸味も強いため、相殺されスッキリ飲みやすくもあるため、
強めに評価しました。

以上、ご閲覧ありがとうございました。
皆様の今宵のお酒のヒントになれたら幸いです。
以下は、今回のお酒と共通点があるお酒のリンクです。
よろしければ、ご参照ください。
・きなこ関連リンク
「渓流 朝しぼり出品貯蔵酒 氷冷熟成酒!きなこヨーグルト酒!」
・仁井田本家様関連リンク
・四段仕込み関連リンク



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